NEWS
競技情報

<1R>少年野球からゴルフへ転向した纐纈、プロテスト合格を目指し4位スタート

2019年08月27日
kouketsu1

 初のプロテスト受験に挑んでいる纐纈悠太(こうけつ・ゆうた)が、4バーディー・ノーボギー67をマークして4位スタートを切った。

「アウトコース2組目からのスタートだったので、グリーンのコンディションがとても良かったです。スパイクマークが少なく、イメージどおりのパットが打てました」と好発進を素直に喜んだ。

 ノーボギーゴルフを目標に掲げたラウンドだったものの、ティーショットに精彩を欠いた。しかし、今年に入ってから絶好調だというパットに救われ、ピンチらしいピンチは一回だけだった。それも得意のパットで寄せワンのパーで凌いだ。

「以前はパターヘッドがマレット型のモデルを使っていましたが、ロングネックのピン型ヘッドに変えたら構えやすく、ラインが見えやすくなり、イメージしたラインにボールを打ち出せるように変わりました。パットが復調したのが、とにかく大きな自信になっています」。

kouketsu2

 トーナメントプロとして生きて行く覚悟を決め、将来のことを考え、「プロ活動の幅を広げ行くためにもPGA会員であることが必須」と思い、プロテスト受験に踏み切った纐纈。小学生時代は少年野球に没頭していたものの、父親に連れて行ってもらったゴルフ練習場でゴルフに出逢い、グローブを置いた。中学生時代には岐阜県の中学生大会2連覇を果たしている。中部学院大学ゴルフ部監督から誘いを受け、同大学に進学して腕を磨いた。

 「学生時代は主だった成績は挙げていません。練習していて、ピークを迎えてからもボールを打ち続け、逆に調子を落としてしまっていたのです。今は、そのピーク時に練習を止められるようになり、好調さを維持できるようになりました」と纐纈は成長ぶりを自己分析している。「まずは合格、あわよくば(トップ合格で日本プロゴルフ選手権出場資格の獲得)です」。ニタリと笑った。