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<大会前日>最終プロテストにふさわしい選手の技量が試される玄海GC

2020年11月16日
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 コース正面に玄界灘、右手に湯川山を望む絶好のロケーションを誇る玄海ゴルフクラブが、2020年PGA最終プロテストの舞台。18ホールはそれぞれ松林でセパレートされたフラットなシーサイドコースだが、海からの北風が吹きつけることが多い。

 「キャディーバッグの中の14本すべてのクラブを使うホールデザインが施されています。ティショットを左右に曲げるとリカバリーが難しい。1963年にコースは開場しているだけに、年輪を重ねた松林が真横や後ろに打ち出さなければならいケースが多くなる。また98個を数えるバンカーとガードバンカーが巧みに配され、難易度を高めています。ベント芝の2グリーンで、砲台型が多い。グリーンをキャッチできないと寄せも容易ではありません」。同クラブ所属プロでもある田丸洋介大会実行委員はコースの難しさをそう話した。

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 練習ラウンド日に設定された月曜日は曇天で無風。「こんな穏やかな日は滅多にありません。いつもは北風が吹くんですけどね…。4つのパー3ホールは、すべて200ヤード以上の距離があり、パーセーブすることがスコアメイクの絶対条件。この最終プロテストではパー5をパー4設定にしたホールがあるため、パー5は3ホール。ここでスコアを伸ばすことも大切です。風次第ですが、合格ラインは通算5オーバーくらいになると思います。選手の技量を引き出すコースですから、ぜひ実力をフルに発揮して欲しいですね」。

 田丸大会実行委員は出場選手たちの健闘を祈っていた。