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<FR>清水はプロテスト受験生として学生ゴルファー最高7位タイ

2020年11月20日

 

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 第2ラウンドからは成績上位者4名ごと組み合わせとなり、4位までがアウトコースに、5位から8位までがインコースにと交互に振り分けてスタートするシステムが採用されている。

 最終日、通算5アンダー3位タイの清水大成(所属・日本大学)は、首位と5打差での発進となった。「第1、2ラウンドはともに68でしたが、第3ラウンドは73に終わってしまいました。最終ラウンドで3アンダーをマークしたら、もしかして(逆転の)ワンチャンスになるかも知れないと思っていました」。決してトップ合格は諦めない。最後の望みを持って清水はティーオフした。

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 1番ホールをバーディーとしたものの、2番ホールで痛恨のボギーを叩く。5、7番ホールもボギーとして猛追態勢に入れない。後半の10番パー5ホールの2打目ではシャンクが飛び出し、ボギーに終わった。「ワンチャンスを作る前に、強い風に対処できませんでした。技術不足です。風で縦の距離感が合わなかったり、ティーショットを林に打ち込んだりのガチャガチャしたゴルフをしてしまいました。もっと練習しないと…」と清水は不甲斐ないゴルフを悔やんだ。

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 福岡県春日市出身の清水にとって、最終プロテスト開催地は地元同然。実家から玄海ゴルフクラブまでは車で1時間ほどだという。9歳の時に父・稔大(としひろ)さんにゴルフ練習場へ連れられて行ってから本格的にゴルフを始めた。同県の東福岡高校卒業後、日本大学へ進学し、ゴルフ部で腕を磨いて来た。大学生活最終年となった今年は、コロナ禍でアマチュア競技が激減。大学リーグ戦も中止となったことから、プロテスト受験を決意したのだった。今年12月にはJGTOツアーのファイナル・クォリファイングトーナメントに挑む。「2位以内に入らなければツアー出場チャンスは得られません。その前に、この最終プロテストに合格できて嬉しいし、弾みがつきます」。最終プロテストを受けた学生ゴルファーの中で最高順位の7位タイとなった清水は、合格の知らせをゴルフの手ほどきをしてくれた父親に、すぐに電話で伝えた。

「『何位だった』と聞き返されました。相変わらずゴルフには厳しい父です」。プロになったからには、頂点を目指せという暗黙の激励が、父親からのお祝いの言葉だった。

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