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〔News/前日〕最終プロテストにリベンジを誓う北海道出身・藤田

2021年08月30日
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 昨年の最終プロテストは、悲願の合格に2打及ばず、悔しさを持ち帰った。「テスト3日目だけスコアが良かった。最終日は風に翻弄され、グリーンを捕らえ切れなかったのが敗因ですね」。そう話すのは2回目のプロテスト受験にリベンジを誓う藤田亜久里(23歳)だ。

 現在は千葉県野田市の紫CCすみれコースの研修生として研鑽を積んでいる。「ゴルフ環境にはとても恵まれていると思います。日頃、お世話になっているコーススタッフの方々へのお返し、お礼のために今回は合格したい気持ちが一段と強いんです」。パーオン率アップのため、アイアンショット精度に磨きを掛け、ライン出しや球筋、弾道の打ち分けに多くの練習量を費やして来た。藤田は北海道生まれで、3歳から父親にゴルフの手ほどきを受けた。中学校卒業後、関東のゴルフ名門校・埼玉栄高校に進学し、日本経済大学時代もゴルフ部で腕を磨いた。「北海道生まれですが、洋芝でのプレーはあまり慣れてはいないので少し戸惑いますね。(明日のプロテスト初日は)持ち味のステディーゴルフに徹するだけです。ビッグスコアを出すよりもまずはボギーを叩かないようにし、チャンスをモノに出来たらと思っています」と藤田。

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 2次プロテストまで筋力アップトレーニングをしていた。「スイングに違和感を覚えるようになったので、一旦止めました。腰を痛めやすいスイングをしているためかも知れませんが、体の不調なく最終プロテストまでたどり着けたので、昨年と同じ思いだけはしたくない。とにかく合格しなければ(プロ人生が)何も始まりません」。トップ合格という大目標は掲げていない。安全確実なプレーを信条にしている藤田らしく、目標はあくまでも堅実に合格だ。「(トップ合格よりも)新人戦で優勝する方が、勝ちがあると思っています」。生まれ故郷で合格、プロ資格を得ることに藤田は照準を定めている。

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