![菊田奨 (4)](/uploads/pgatour/5000102021/ecd4a83e47a34bf898cf5221caa5820b.jpg)
最終プロテスト36ホールを終えて通算2オーバー・18位タイと、菊田奨は自分の不甲斐なさを感じていた。すべてはグリーン上に課題があった。「パットが、それもバーディーチャンスのパットが決まらなかったのです」。
そんな2日間を一掃するような好調ゴルフをこの日は繰り広げた。インコースから発進し、10番パー4ホールの2打目をピンに絡め、80センチのバーディーパットを決める。12番パー3ホールでは2メートルを、17番パー5ホールでは1メートルのバーディーチャンスをしっかりモノにした。前半はボギーフリーでスコアを3つ伸ばした。
![菊田奨 (2)](/uploads/pgatour/5000102021/d5894a515ce8bf7b839d121447b5c0bd.jpg)
「今日は相変わらずドライバーもアイアンショットも好調でした。ようやくパットが入ってくれて良かったです」と菊田。それでも、後半の1ホール目では10メートルのバーディーパットが決まらず、返しの2メートルのパーパットを外してボギーを叩いたのだった。続く2番パー4ホールで2メートル、7番パー4ホールでは4メートルをねじ込んで2バーディー。結局、この日は5バーディー・1ボギーの68でフィニッシュ。ようやく60台のスコアをマークし、順位を6位タイに上げることができた。
![菊田奨 (5)](/uploads/pgatour/5000102021/bab0b63d8c0baa38065f804fdcabce2d.jpg)
第2ラウンド終了後、練習グリーンでパットストロークを携帯電話で撮影し、チェックしたという。「(パターヘッドを)押し出すようなフォロースルーになっていました。それを修正してスタートできたのが大きいですね。バーディーチャンスが他にもまだありましたが、それでも60台のスコアを出せてある意味ホッとしています」。取りこぼして来たバーディーチャンスをプロテスト最終日となる第4ラウンドですべて回収してみせる気構えだ。「明日もアンダースコアを出します。トップ合格ができるように!です」。
大学時代から続けている筋肉アップトレーニングでドライバー飛距離は300ヤードだという。飛ばしの武器をフルに生かすしかない。
![菊田奨 (6)](/uploads/pgatour/5000102021/b4a2b03a53c75ffc9ab755a51f8c3616.jpg)