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【News/1R】初日63をマークし首位・柴田将弥がロケットスタート

2022年08月30日

 北海道の登別カントリー倶楽部(7,069ヤード/パー71)で行われている「

PGA資格認定 最終プロテスト

」第1ラウンド。時折雨に降られたが、風も穏やかで、受験生は集中力を高め最初の18ホールを戦い抜いた。初日首位に立ったのは1イーグル6バーディーと流れに乗り8アンダーで首位にたった柴田将弥(26)。3打差の2位タイに八太大和(23)、谷本蓮(26)、長野泰雅(19)が続く。4日間72ホールを戦い上位50位タイまでの選手が合格する。

 「昨年落ちた最終プロテストのリベンジを果たしたいんです」。

 今年の最終プロテスト・第1ラウンドでビックスコアの63ストロークをマークした。内容は1イーグル・6バーディー・ボギーフリーと、会心プレーでトップに躍り出たのは柴田将弥だ。昨年の最終プロテストでは「76」と初日スタートダッシュに失敗。2日目「75」3日目「73」と順調にスコアを伸ばす流れにもみえたが、最終日は「73」。合格ラインまで4打差ついてしまった。テスト合格を喜ぶ受験生を目の当たりにし「この悔しさは忘れない」と心に誓った一年だった。

 昨年とは違って、それほどグリーンは硬くないというのが柴田の実感だった。だからこそ「攻めて伸ばしていきたい」と思いを胸に秘めてスタートを切った。前半からショットが冴えわたった。3番パー3で1メートルを決めてバーディーを先行。4番パー4は142ヤードをピッチングで放ったところ、グリーンカップ手前にピッチマークがついていて、カップを覗くとボールが入っていた。この「イーグル」で柴田は一気に流れに乗った。6、7、9番とバーディーを重ねて、前半で29ストローク。試合で初の20台スコアをマークした。後半は10、17番パー5でバーディーを獲り、終わってみればノーボギー・63ストロークと初日にして大きな貯金を作ることができた。

 ボギーが先行しないようにと気を付けてスタートした結果が上手くついてきた。昨年の最終プロテストから学んだのは「初日、スタートダッシュが肝心」だということだった。「明日からは気持ち楽にいけます。耐える時は耐える。伸ばせる流れの時にしっかり伸ばせるゴルフがしたい」と目標を見据える。

 そして「今回のプロテストで合格を掴んで、お世話になっているセンチュリー・シガ・ゴルフクラブの方々に感謝をしめしたい。そして、ゴルフを始めたきっかけである父にも喜んでもらいたい」とこの好発進をしっかりと生かしたい。

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