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トーナメントプレーヤー

〔1R/News〕第1ラウンドは第1組目、第1打者で良い流れを作った佐藤宗太が4アンダー7位

2023年08月28日

 第1ラウンドは、アウト1番ホール第1組目、打順1番でスタートした佐藤宗太が6バーディー2ボギーの67をマーク、4アンダー7位タイと好位置についた。

 アウトからスタートした佐藤は2番でバーディーを先行させると、4番から3連続でミドルパットを決め流れに乗る。8番パー3では4メートルときわどい距離をきっちり決めて、前半で5つの貯金を作った。後半は11番で降雨により約30分の中断。プレー再開後は雨水を含んだ芝や冷え切った身体に適応することができず、12、13番を連続ボギー。「これ以上のボギーは食い止める」と誓った14番パー4では残り140ヤードをピッチングで1メートルにつけてバーディーと最小限のミスに抑え、第1ラウンドを67、4アンダー7位で終えることができた。スタート「1番目」という良い流れが生み出した結果だった。

 佐藤はゴルフ歴20年で、現在27歳。普段は銀座にある「大人のゴルフ学校」でレッスンを受け持っている。プロテストプロは8年前に初めて受験したが、合格への道は険しかった。プロ転向後は人気のレッスンプロとして注目を集めており、今年は人生3度目となるプロテスト受験を決意した。「(出身校の)代々木高等学校卒業生には中島啓太さんとかトーナメントで活躍を見せているプレーヤーがいるので、まだ若いうちにやりたいことをやっておきたいという気持ちが強くなりました。好きなゴルフを徹底して取り組んでいきたいのです」。技術の向上を狙い、ゴルフ練習場連盟の月例会に参加。ここで2位という成績を出し、最終プロテストからの資格を獲得することができた。佐藤にとっては3度目のプロテスト挑戦、初日好位置という状況を作り出すことができた。

 「ゴルフレッスンを受けてくれるお客様にも出会えて、やりがいのある仕事になっています。レベルの高いゴルフを求めているうちにトーナメント出場を目指したいという気持ちも強くなってきたのです」と最近の心境の変化があったことを認める。「自信ある、裏付けのあるゴルフ力を示したうえで、信頼あるレッスン活動をしたい」。佐藤は決意の強さをはっきりと言葉で伝えた。