団体戦は関西チームが圧勝した。
男女各8人中、上位6人計12人のスコア合計で争う団体戦。第1日に25アンダーをたたき出し、この日も勢いは止まらず、30アンダーを積み上げて、通算55アンダーをマークした。
男子でこの日ポイントゲッターになったのはチーム4人目にスタートした蝉川泰果(興国高2年)。前半インを4アンダー31で回り、そこまで四国、中国に追い上げられていたが、一気に挽回。その後はチーム全体がスコアアップした。
蝉川は「攻めて攻めてのゴルフをしました。個人戦も行けそうになっていたんで」と振り返る。「団体戦でコメ(スコア不採用)にならないようにやって、楽しくできた」と個人戦では悔しさが、団体戦では笑顔が出た。
女子では平岡瑠依(大阪学芸高3年)が1打足りずに個人戦のプレーオフに残れなかったが、8アンダーをマークした。「2日間ともアンダーで回って、2日間大会ではベストスコアになった。自己ベストで個人戦に勝てなかったからしょうがないです。団体戦優勝はうれしい」とこちらも笑顔。
主将の竹山昴成(興国高3年)は「みんなで楽しんでやろう、試合を楽しもうといってきた。自分もいいプレーができた。作戦通り。明るい雰囲気でやれました」と話した。
女子主将の倉永光里(大阪桐蔭高3年)は「自分はティーショットが思い通りにいかなくて残念でしたけど、チームに勝つぞという気持ちがあったと思います」といい「來年以降も関西の名誉を守ってほしいです」と、後輩にエールを送った。
(オフィシャルライター・赤坂厚)