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[NEWS/2回戦] 関西地区チーム2大会ぶり4回目の栄冠を目指す

2022年08月21日

PGAジュニアゴルフ選手権 太平洋クラブカップの第1日目。1、2回戦(各9ホール)が行われ、22日の決勝は四国vs関西の決勝となった。1回戦の勝者同士、敗者同士で行われた2回戦では、四国が中部を下して勝ち上がり、初の優勝を目指す。1回戦で大会連覇を狙った関東を破った関西は、東北を下して2大会ぶりの優勝は視野に入った。3位決定戦は中部vs東北、5位決定戦は関東vs中国、7位決定戦は北海道vs九州の組み合わせとなった。

◆2回戦(1回戦勝者同士。男子4組、女子4組の順でスタート。Ptはポイント)

◎関西100Pt―東北79Pt(イン9ホール)

 関西が苦しみながらも決勝に進んだ。男子1組目竹葉光希・皿木大智ペア、2組目の赤松成真・角江陸翔ペアが勝って9Pt差をつけた。

 東北は男子3組目の中村駆・芳賀悠翔の東北高ペアが健闘。12番まで相手の3連っ族バーディーに3ダウンの劣勢を、13番で3メートルのバーディーを決めてバーディー同士で引き分けてから流れを変えた。そこから5連続バーディーを奪って、ひっくり返し14Pt-11Ptで勝った。「昨日の午後からペアを組んで上がり3連続バーディーで良くなってきた」と芳賀。中村は「13番から打順を替えました。自分が先に打つようにして、セカンドが寄るようになった。気持ちよかった」と振り返った。

 男子4組目では今度は関西の小林匠・黒田裕稀ペアが競り勝ち。「1回戦で関東に頑張りすぎてしまった」(小林)、「必ず勝つと思ってやって、ほっとした部分があった」(黒田)とリズムが悪かったが、相手の東北も流れをつかみ切れず接戦に。その後は関西が12Pt-9Ptで振り切って男子を終わって関西のリードは9Ptに。

 女子は関西1組目の佐沢奈々・仲村心ペアが15Ptー6Pt、2組目の鳥居さくら・大西穂佳ペアが16Pt―7Ptで大きく差をつけた。

 しかし、東北も倉林紅・佐野夏奈ペアが反撃。6バーディーを奪う29をマークして、18Pt―6Ptで勝って差を縮めた。倉林は「1回戦も29。ドライバーは私が飛ばして、パターは夏奈ちゃんが先に打ってラインを出して、いい流れだった」という。佐野は1,2回戦で3つのチップインバーディーを奪って「2人なのでいつもより疲れなかった。気持ちよかった」と、ともに笑顔を見せた。

 それでも関東の優位は動かず、最後の4組目山下アミ・與語優奈ペアが6Pt差で勝って勝負を決めた。與語は「1回戦はうまく打てたけど、2回戦はほとんどアミちゃんのスコアでした」と女子主将をたて、山下は「一方がミスっても、もう一方がミスらないでうまく行けた」といい、決勝進出で「相手を流れに乗せず、自分たちが流れをつくれるようにやりたい」と話した。