NEWS
ジュニア

[NEWS/2回戦]四国地区が2年越しの優勝を狙う

2023年08月21日

 1、2回戦(各9ホール)が行われ、22日の決勝は2年連続進出の四国と、2019年以来2度目の優勝を目指す関東の対決になった。2回戦は、1回戦の勝者同士、敗者同士で行われ、勝者同士の対戦で勝ったチームが決勝、負けたチームが3位決定戦を行い、敗者同士の対戦で勝った5位決定戦、負けたチームが7位決定戦に進む。3位決定戦は九州―中国の対戦となり、5位決定戦は関西―中部、7位決定戦は北海道―東北の組み合わせとなった。

◆2回戦(1回戦勝者同士。女子4組、男子4組の順でスタート。Ptはポイント)

◎四国91Pt―中国79Pt(アウト9ホール)

 四国が接戦を制して中国を下し、2大会連続で決勝に進んだ。女子は2勝2敗でポイントもイーブン。先に中国の宮内美空・小田祐夕ペアが13Pt-10Ptで勝って勢いをつけた。1回戦関西戦では同じペアで17Pt―5Ptの大差勝ちし、2連覇を目指す関西を撃破する原動力にもなった。宮内は「ショットがあまりよくなくて、祐夕に助けられました。3メートルぐらいに着いたのを私が入れて、外しても祐夕が入れてくれた」と話し、小田は「スクランブルは協力してやれるところがいいです」と振り返った。

 2組目も中国の三木英蓮・山岡瑠生ペアが13Pt―7Ptで勝って引き離したが、四国も3組目の松浦葵・岸本千空ペアが12Pt―9Ptで勝って追い上げを開始。松浦は「相性がよかった」といい、飛距離がある岸本は「葵ちゃんがフェアウェイに置いてくれるので、私は思い切って狭いところも狙っていけた」と、2人のショットがかみ合った。4組目の福住あい・土井かれんペアも14Pt―8Ptで勝ち、女子4組を終わって同ポイントで並んだ。

 男子に入って四国が引き離す。福原渡夢。篠原和樹ペア、濱渕裕生・松井琳空海ペアがともに12Pt―9Ptの小差ながら勝ち、6Pt差に。3組目の露谷咲真・小松大洋ペアが13Pt―7Ptで勝って12Pt差に広げた。最終男子4組目の浅田千年樹・武田紘汰ペアは1回戦で21Pt―3Ptで大勝してチームに貢献した。11Pt―11Ptの引き分けで終え、リードを保った。浅田は「1回戦から2人ともボチボチだったんですけど、パターの時は僕が先に打ってラインを見せるというのがうまくいった」といい、武田は「2回戦はもっとバーディーが取れたはず。明日はもっと取りに行きたい」と話した。

 四国が12Ptのきわどい勝負をものにし、昨年逃した初優勝を目指す。