◆2回戦(1回戦勝者同士。女子4組、男子4組の順でスタート。Ptはポイント)
◎関東100Pt―九州82Pt(アウト9ホール)
関東が男子の活躍で九州との激戦を制して、2019年以来の優勝を狙って決勝に進んだ。
女子は九州が奮闘。2組目まで互いに譲らずの同Ptで進んだ。3組目の福田萌維・葭岡ほのかペアが13Pt―10Ptで勝ち、リードした。福田は「そんな接戦とは知らなかった」という。最終18番でバーディーを取っての勝利。葭岡は「きょうは助けてもらいました。ドライバーもセカンドもパターも私が先に打って、あとで福田さんが飛ばす、狙うという作戦が成功しました」という。福田は「1回戦はかみ合ったけど、2回戦は少し曲ってきたので、2人でポジティブに考えようと声を掛け合ってきた」と振り返った。
4組目の吉崎マーナ・宮城柚ペアも14Pt―11Ptで競り勝ち、女子4組を終わった段階で九州が6Ptリードした。
全国でもトッププラスの男子をそろえた関東は、1組目の清水拳斗・小林翔音ペアが11Pt-8Ptの接戦を制した。続く志村由羅・戸村空汰ペアが15Pt―9Ptで九州を逆転した。志村は「戸村君は中学2年なので、僕がティーショットを頑張ろうと思った」といい、戸村は「ドライバーショットは(飛距離が出ない)自分のボールを使わないからセカンドで頑張ろうと思った」と、互いに助け合っての勝利。1回戦はスコアでは29(パー36)を出しており「飛ばして寄せて7バーディー。この感じで明日も」と志村は意気込んだ。
勝利を決定づけたのが、3組目の本大志・水沼勇太ペア。7バーディー、1ボギーの6アンダー29(パー35)で回り、16Pt―7Ptで12Pt差に広げた。「フェアウエーに行ったら全部バーディー。楽しかったぁ」と本は笑顔を見せた。「水沼君とは初めて会ったので、お互いを分からなかった」という。1回戦はかみ合わずに敗れた。「(中3で)自分に気を使っているようなので『気を使わなくていいよ』って言いました。そうしたら(水沼の)ドライバーが安定してきた」という。水沼は「緊張してました。2回戦はライン読みとか、意見交換ができた」と振り返った。
最終4組目の佐藤快斗・上村大和ペアも14Pt―8Ptで快勝。上がってきた佐藤・男子主将とハイタッチした本は「決勝は全部バーディー取ったら負けない、という気持ちでやりたい」と意欲を見せていた。