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日本プロ

【2017前夜祭】注目4選手の熱い想いが伝えられた前夜祭

2017年05月08日
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プロアマ前夜祭では、出場プロを代表する藤田寛之、近藤共弘、宮里優作、小平智の4名に倉本昌弘会長も加わり、コースの見所や選手それぞれの意気込みを交えたトークセッションの時間を、全員が楽しく過ごした様子だった。

特別協賛により大会を支援していただいている日清食品ホールディングス株式会社 安藤宏基大会名誉会長よりご挨拶をいただいた。「85回目の開催を迎えた大会で、日本で一番歴史のあるトーナメントにスポンサーをさせていただきまして、8年目を迎えることができました。コースレイアウトは最高の仕上がりでして、悪天候が続いた中でも、コースコンディションもベストな状態になっています。 

2010年のパサージュ琴海での開催から始まり、全国津々浦々と一巡させてもらいました。今年が協賛させていただく最後の年になりますが、プロの皆さんも実力を発揮し、存分に楽しんでもらえれば嬉しく思います」と、話された。

大会を主催する日本プロゴルフ協会倉本昌弘会長も、日本プロ日清カップの開催に期待を寄せる。

「2010年から8年間、大会特別協賛していただき、心より感謝申し上げます。2017年という年は、PGAにとって創立『60周年』という記念の年になります。また金秀グループが『70周年』。振り返れば、10年前に開催した日本プロは、まさに金秀グループの『60周年』という年で、特別な年にあたります。また、沖縄が日本に返還されてから45年目と、いろんな部分で節目の年になります」と、今年は特別な思いを抱いていることを伝えた。

前夜祭のステージに4名のプロが紹介されると、大きな歓声が上がった。続いて、話は大会の注目ホールの攻略法に。9番ホールは、605ヤードのパー5。藤田は長いホールへの対策として、スタート前のストレッチを伝授。肩を後ろから前へ30回まわすこと。「みなさん、うまく肩がまわせないかもしれませんが、体を上手につかうのは難しいということなんですね。こういうストレッチを行うことで、ロングホールで長いクラブを使うときに、だんだんと体を使えてくるようになってきますよ」と、肩回しの効果を期待する。

また、14番ホールは210ヤードのパー3。倉本会長は「大会のキーになるホール」と説明。10年前の日本プロのときに比べて、距離も延び、ハザードに囲まれたグリーンはさらに難易度を増している。「とにかくハザードにつかまらないように、グリーンに全神経を集中することだけ!」とショットメーカーの小平でさえも、頭を悩ませるホールになりそうだ。

大会への意気込みを聞かれた近藤は、「かねひで喜瀬CCは思い出のコースなんです。2006年の日本プロで優勝した後、ディフェンディングチャンピオンとして参加した10年前・・・2007年の日本プロで連覇をかけた戦いをしたコースなんですね。あの時の緊張した気持ちがよみがえってきます。そういうプレッシャーが味わえるコースで、今年は、いい戦いをしたい」と、思いを噛み締めていた。また、前回の中日クラウンズで見事優勝を飾った、沖縄出身の宮里にとっては、なんといっても地元の声援が力になる。「親戚中が応援にきてくれますよ(笑)。指笛がにぎやかになりそう!そんな期待にも応えたいですし、優勝目指して頑張ります!」と強い気持ちを込めて、大会への思いを伝えた。

また、今年3月に女子プロゴルファーの古閑美保と結婚した小平は「結婚後、初の公式戦ということで、奥さんに嬉し涙をプレゼントしたいです。最終ラウンドでは首位と3打差以内ならチャンスがあると思いますから、頑張ります!」と笑顔で目標を話した。

注目があつまる4選手を含め、144名の選手が今年のプロゴルファー日本一というタイトルをかけて戦う。日本プロ日清カップは11日から4日間、この沖縄の地で熱い戦いが行われる。