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日本プロ

【1R】メジャー大会ならではの舞台を作り上げたいと倉本会長の想い

2017年05月11日
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日本一のプロゴルファー決定戦「日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯」の第1ラウンドは、午前組の第1組目が午前7時からティーオフ。午後組の1組目は午前11時30分にティーオフし、出場選手144人が沖縄の地で熱いプレーを展開した。

 この日の天候は晴れ、気温27・6℃。南東の風5・2m/s。

午前組でベストスコアをマークしたのは韓国のイムソンジェ。9バーディー・2ボギーの65、7アンダーで単独首位に立った。このスコアが午後スタート選手たちに重圧を掛けるかのように思われたが、2012年大会の覇者である49歳のベテラン谷口徹がビッグスコアを叩き出す。

 スタートホールの10番から4連続バーディーを奪取し、その好調さを持続したままハーフターン。上がり3ホールでも連続バーディーを奪って8バーディー・ノーボギー64でフィニッシュし、イムをあっさり抜き去り単独首位に着けた。3位には6バーディー・1ボギーの67で上がった重永亜斗夢、4位タイには68で回った香妻陣一郎、梅山知宏、韓国のS・H・キムが着けた。

 地元沖縄出身で2戦連続優勝の期待を集める宮里優作は1アンダー・71で28位タイ、兄の宮里聖志はイーブンパー・41位タイでフィニッシュ。第2ラウンドからの巻き返しを図る。

 全選手ホールアウト後、PGA倉本昌弘会長による記者会見が開かれた。ギャラリー数は、同じ開催舞台かねひで喜瀬CCでの07年大会初日を上回る2558人。ボランティア数176人。グリーンの速さ10フィートだったことなどが告げられた。

「上位選手はスコアが出ているものの、全体的にはスコアがばらけ、予選カットラインはイーブンパーか1オーバーになると思う」と倉本会長。渋めのピン位置にしたいものの、この日の最終組のホールアウト時間が午後6時30分前後だったことから日没を考慮。出場選手数が絞られる決勝ラウンドから「渋めのピン位置」を予定しているとのことで、メジャー大会ならではの舞台を作り上げる思いも語った。