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日本プロ

【1R】ケガの功名となるか、4アンダー4位の香妻

2017年05月11日
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今季ツアー国内戦で3試合すべて予選通過し、前試合の中日クラウンズでは11位タイ。安定した成績を残し続けている香妻陣一朗が、5バーディー・1ボギーの68で第1ラウンドを終えた。4アンダー・4位タイと好位置につけた。

「上出来です。アイアンショットが全体的に(ピンに)着いてくれました。ティーショットがブレたこともありましたが、それをうまくカバーできました」と目を細めた。パットが冴え、ワンピン前後のバーディーパットを確実に決めての好スコアには喜ばずにはいられない。

しかし、下げた左腕の手首には肌色のテーピングが施されている。ツアー国内2戦目のパナソニックオープン2日目に、木の根元に止まったボールを打った際に痛めたのだという。「スイングをすると痛みが走る。今日はラウンドできればいい」とケガの不安を抱えてのスタートだっただけに「上出来です」の言葉は本音だ。

本来ならラウンド後の練習で、乱れだしたドライバーショットの修正をするところだが、左手首痛が悪化するのを避けるために「今日は練習をしないで帰ろうと思います」と香妻。ケガの功名による初日のスコアを残り3日に、どう生かすか。ドライバーショットの復調が、香妻をさらに元気づけるに違いない。