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日本プロ

【1R】梅山が4アンダー4位と好スタート!チャンスある限り頑張る

2017年05月11日

日本プロゴルフ選手権大会予選会上位者の資格で、スタートティーに立った梅山知宏、25歳が1イーグル・3バーディー・1ボギーの68をマーク。初日4位タイと好発進だ。

 昨年のチャレンジトーナメント賞金ランキング19位で、今年は同トーナメントを主戦場にしている。だが、開幕戦から2試合連続の予選落ちを喫し、この公式戦第1戦目に照準を定めていた。

「昨年と同じく日本プロが僕にとってのツアー初戦になりました。ツアーに年何回出場できるかわからない立場なので、チャンスがある限り頑張って行こうと決めていました。チャレンジ(トーナメント)で思うような成績を挙げていなかったから、気合が入りました」と梅山。

 風がそれほど吹かないと思い、当初は4アンダーを目標にしていたが、スタート前から風が吹き出したことで目標スコアを急遽2アンダーに設定し直し、パーオンショットはピン位置に関係なくグリーンセンターを狙い、パー5ホールでは攻めるマネジメントに徹した。それが奏効した。

 1番ホールからスタートし、2、4番ホールでバーディーを奪うと、5番パー5ホールではご褒美が待ち受けていた。「左手前のピン位置だったので、ツーオンができずに手前バンカーでも良しと決めて打った2打目が、そのバンカーに捕まりました。ショートサイドからのバンカーショットでしたが、ワンバウンドめにスピンが効いた時点で入ると思いました」。梅山の予感は的中し、ボールはカップに吸い込まれるようにして入った。ショット・イン・イーグル。9番パー5ホールでも確実にバーディーを奪い、5アンダーでハーフターン。後半は1ボギーに留まったものの、4アンダーでフィニッシュ。

「風が強い中での4アンダーのゴルフは素直に嬉しいです。(同級生の)コーチにスイングを見てもらい、手元が浮く悪い癖を矯正する練習をやりすぎるほどやって来たのが良かった。手元が浮いて(手を返して)の極端フックが収まり、ティーショットが安定しました。」と振り返った。

 後半に入って気温が高まり、芝目がきつくなった印象を受けたという梅山は、パットが得意ではないという。それを補っているのがアイアンショットの切れと巧みなアプローチショット。ボギーのピンチを迎えた11番パー4ホールでは、グリーン奥からの3打目をロブショットで寄せ、1・5メートルのパーパットをねじ込んだ。

 東北福祉大ゴルフ部時代は同期の松山英樹が主将、梅山は副主将だった。「(松山が)優勝した時には僕らからお祝い電話をしていますが、普段は連絡を取ることはありません」。残り3日間も好調ゴルフを持続し、今度は松山から祝い電話を掛けさせたい。