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日本プロ

<2R>大会連覇で最終グリーンのギャラリーを喜ばせたいと宮里2位タイ

2018年05月11日
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 大会1日目の天候は曇り時々雨。気温14・4℃。北の風、風速3.7M/S。一夜明けての同2日目、天候は晴れ。気温21.5℃。風向きは南に変わり、風速は4・6M/Sと強まった。前日とは正反対の風向きに加え、強まった風はグリーンを硬くし、スピードを速める一方だった。

 初日はアンダーパースコアをマークした選手は144人中、36人。しかし、2日目が終わってアンダーパースコアをキープしたのは、17人と激減したほどコースコンディションは厳しさを増していた。

 第2ラウンドを終えて、首位に立ったのは、初日の8アンダーという貯金を2つ減らして我慢のゴルフを続けたオーストラリア出身のブレンダン・ジョーンズ。2打差の2位には谷口徹、稲森佑貴、姜庚男(カンキョンナム)、Y・E・ヤン、宮里優作、永野竜太郎と6名が続いている。首位と3打差に8名がひしめく混戦で、いよいよムービングサタデーを迎えることになる。

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 大会連覇を狙う宮里優作は、初日5バーディー・1ボギー68で首位と4打差の4位タイに着けていた。2日めはボギーが先行し、前半を2オーバーでターン。順位を下げた。「傾斜がない所なのに躓きました」と宮里は前半9ホールをそう評した。ドライバーショットが安定せず、ラフからショットが続いた。それがスイングを乱す要因になっていた。芝草の中からボールを打ち出すために、ダウンスイングでクラブヘッドを通常よりも鋭角的に入れなければならない。自然にトップスイングを高くして打ち込んでいたのだ。  

 そのことに気づいた宮里はラウンド途中にスイングを修正。後半11、12番ホールでの2連続バーディーにつなげ、残りホールはすべてパーにまとめてフィニッシュ。2バーディー・2ボギー72。通算4アンダー2位タイに浮上し、首位との差を2打に縮められた。決勝ラウンドを迎え、「ティーショット次第ですね。フェアウエイを捕らえないと話にならない。ルーティーンとスイングリズム、イメージの出し方を徹底して行っていくだけです」と宮里。

 囲み取材後、公開インタビューに出演した宮里にギャラリーから声が掛かった。

「藍ちゃんは来ないの?」。苦笑いを一瞬浮かべ、「聖志ではダメですか?」と応答し、観客を笑わせた。難しかったこの日のラウンドを解説した後、昨年大会を振り返った。

「生まれ故郷での開催だったので、どうしても優勝したかった。しかし、それ以上の大きなプレッシャーを感じましたが、熱い応援のお蔭で実力以上の力を発揮でき、勝つことが出来ました。その点、今年はノンプレッシャー同然かな」。

 そう話したものの、冒頭の言葉を思い出した宮里は、ギャリーにリップサービス。

「そうそう、プレッシャーがありました。藍ちゃんをコースに呼ばないといけないので、そのためには優勝ですかね」といって公開インタビュー会場を沸かせた。 

 大会最終日。大会2連覇達成で最終グリーンのギャラリーを喜ばせてみせる。そうなれば、藍ちゃんも来るかも…知れない。

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