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日本プロ

<2R>2位タイにつけた永野、フェアウエイを捕らえてツアー初優勝を目指す

2018年05月11日
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大会初日に続いて2日目も、永野竜太郎はドライバーショットの精彩を欠いた。平均28ヤードに設定されたフェアウエイを中々捕らえられない。ラフからの2打目を強いられる。

 どの攻略ルートでパーをセーブするか。グリーン周りのどのエリアにボールを運んだなら、易しいアプローチショットが打てるか。帯同プロキャディーと相談しながら、スタートホールから3ホール、パーセーブした。しかし4、7番ホールでボギーを叩いてしまう。仕方ないと諦め、忘れるしかなかった。

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 迎えた9番421ヤードのパー4ホール。ドライバーショットはフェアウエイを久しぶりに捕らえ、2打目はピンまで130ヤード。ピッチングウエッジで放ったショットはピン横1メートルに止まった。バーディー奪取でハーフターン。「このバーディーがプレーの流れが良くなりました」と永野。後半は2連続バーディーを奪った。

 だが、15番ホールでボギー、16番ホールでバウンスバックしたものの、最終18番パー5ホールでボギーを叩き、4バーディー・4ボギー72でフィニッシュ。通算4アンダーで2位タイに浮上した。

「最終ホールはバーディーを取りたかったですね。グリーン手前ラフからの3打目は、思ったほど飛ばず、4オン2パット(のボギー)でした。でも総体的にはスコアメイクが上手く行った一日だったと思う。ドライバーがフェアウエイを捕らえたらピンを攻め、ラフだったらパーセーブに徹する。攻守のメリハリがついたゴルフが出来ました。80点をあげたいですね」

 首位とは2打差の好位置に着けて決勝ラウンドを迎える。残り36ホール。永野はツアー未勝利。初Vをメジャーの大舞台で成し遂げるチャンス到来だ。 

「気持ちの中には、まだ優勝の二文字はありませんよ。ドライバーを気持ち良く振って行き、フェアウエイを捕らえられば…」と言って、一旦、間を置いて、こう続けた。「最終日、自分に100点満点をあげられるゴルフができるといい。したいです」。永野は、決して無欲ではない。

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