天候不良が予想されるために競技中止となった第1ラウンドが明日5日に開かれる。開催を前に、倉本昌弘PGA会長が会見を行った。
「明日は予定通り第1ラウンドを、土曜日までに第2ラウンドを終え、予選カット60位を目指して行う予定です。できるだけ日曜日に36ホールを終えて『日曜日完結』を目指したいと思っています。場合によってはJGTO(規定)基準に則ってセカンドカットを行なう可能性もあります」と話した。
最終日予定の日曜日に一人でも多くの選手に36ホールのプレーして欲しい思いもあり、第2ラウンドが始まるまでには選手たちには告知をして行きたい考えも明らかにした。
「(競技中止となった)今日はコースを歩いてチェックしている選手やキャディーもいましたが、フェアウェイやグリーンは良い状態と聞きました。今夜は雨が少し降る予報も出ていますが、何事もなくできるのではないかと思います」。
開催に向けて様々な声が上がっているのも事実。「避難勧告が出されている中での開催には批判があることも理解しています。指宿市長からは開催を促されたこともあり、そのようなこと考慮したうえでの決断と理解して頂ければ」と、開催に向けての強い思いも語った。この会見後、4日午後4時過ぎには鹿児島県指宿市の避難勧告が解除された。出来る限りの準備を整えた「日本一のプロ決定戦」は、87代目の誕生を待つばかりとなった。