「
第88回 日本プロゴルフ選手権
」の出場権をかけた決勝大会の最終ラウンドが4月1日、太平洋クラブ美野里コースで行われた。6アンダーで2位スタートの澤﨑安雄(信楽CC)が、1イーグル3バーディー2ボギーでスコアを3つ伸ばし、トータル9アンダーでトップ通過を果たした。現時点では日本プロ本戦のエントリー開始前で、予選会上位者の枠の数は未定だが、参考までに2019年と2018年は68位までが本戦へ出場している。
トップ通過は、信楽カントリー倶楽部所属の澤崎。実は一次予選のランキングには入っていなかったのだが、先週木曜に欠場者による繰り上げの連絡がきて、今回の出場が叶ったという。公共交通機関の利用は新型コロナウイルス感染のリスクもあり滋賀から車を走らせてきたが、片道550キロ、8時間近くのドライブは、練習ラウンドができないほどの疲労だった。
ぶっつけ本番で挑んだ初日は、ドライバー以外はうまくマッチし、6アンダー66ストロークで2位と好スタートを切った。最終日は不安なドライバーを封印し、ティーショットは3番ウッドだけでしのぐも、3つスコアを伸ばして通算9アンダー、トップ通過を果たしたのだった。練習ラウンドこそできなかったが、「不安は感じなかった」と澤﨑は言う。「あまり『欲』がないので、リラックスして自分のリズムでプレーができてよかったのかもしれませんね。最終日は天候が悪かったこともあり、とにかく回り切ろうということだけ。上を目指すと、僕の場合はトップしかないので、プレッシャーを感じやすいんです」。
今年2月の終わりに5日間、ツアーを経験しているベテランプロとみっちり合宿をおこなった。トーナメントでの戦い方は、自分の目指していたゴルフとはギャップがあり、毎日が目からウロコだった。「集中して技術を高められた時間でしたし、こうやって成果も生まれていることは自信になります」。
2015、2018年の日本プロに出場している澤﨑だが、2回とも予選落ちしている。「これまで9年間お世話になっている信楽カントリー倶楽部のみなさんに、恩返しをしたいと思っています。そろそろ期待に応えたい。予選会トップ通過しているのに、本戦で予選落ちというのは悔しいですからね」と目標を見据え、感謝を口にした。今回の好成績と同じように、7月の日本プロでは成長を示したいところだ。
会場では、新型コロナウイルスに対する下記の
感染予防対策
を行い、実施している。
① 法務省が定める上陸拒否国への14日以内の滞在履歴がないこと
(誓約書への署名及び外国籍の方は渡航履歴の証明書を提出)
② 会場内に設置された消毒用アイテムの利用
③ マスク等の感染予防アイテムの使用促進
④ 37.5℃以上の発熱があった場合、大会本部に申し出て、速やかに医療機関での診察を受けること
⑤ 人と人とが至近距離で一定時間以上交わる環境をつくらないこと
予防対策にご理解ご協力のほど、お願いいたします。