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日本プロ

【7/3 / 3R】小野田享也が首位3打差の4位「最終日をやれるだけやる」

2021年07月03日
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 ラウンド中、速報版で自分の順位や他の選手のスコアをチェックする選手もいれば、意図的に速報版を見ず、自分のプレーに集中しようとする選手がいる。通算6アンダー・7位タイからスタートした小野田享也は前者のタイプ。「池田(勇太)さんがスコアを伸ばしているな、と思いました」。1番ホールから7番ホールまでパーセーブを続けていたが、通算5アンダーだった池田がバーディーを量産し、すでに首位に立っていたことを知った。そんな小野田は8、9番ホールで連続バーディーを決めて、後半に入る。

 12番パー3ホールでボギーを打ったものの、13番パー5ホールでバーディーを奪ってバウンスバックし、16番ホールパー3ホールでのバーディーでスコアを伸ばした。4バーディー・1ボギー68でのフィニッシュは通算9アンダー・4位タイ。首位の池田とは3打差という優勝の可能性も高い順位についた。

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 最終予選会を突破しての本戦出場。「狭いコースが好きなので、難しいとは感じていません。ターゲットを絞れるし、これまでもそういうコースの方が良かったですね。最終予選会からずっと3アンダーしか出ていないので、明日(最終日)も 3アンダーで回れれば100点満点です」。今大会終了後にツアー優先出場の順位を入れ替えるリランキングが行われる。「14位くらいなので、ツアー中盤戦は出られると思います。この試合で上位に入るのが目標ですし、上がり3ホールで優勝圏内にいれば狙えますが、差が開いているので自分のプレーに集中するだけです」と小野田。レギュラーツアーで最終日に上位で回るのは初めての体験。

 「緊張しながらのプレーが楽しみ。やれるだけやるという感じです」。石川遼、松山英樹、大堀裕次郎と同年齢の小野田。その名を全国区にするチャンスを生かすことで、無シード選手たちに勇気と希望を与えるはずだ!3アンダー以上、120点満点のゴルフに期待したい。

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