NEWS
日本プロ

〔8/6 3R〕ちむどんどんしている嘉数、首位3打差で最終日の優勝争いへ

2022年08月06日

 嘉数光倫(エナジック)が一時首位に立ったが、後半伸びず、通算11アンダーで堀川に3打差の2位につけた。

 7アンダーからスタートし、2番で3メートルを入れてバーディーが先行。4番パー3で右手前ラフに外したが、約20ヤードをチップインし、大きく右手を上げた。ここから流れよく3連続バーディーで一気に抜け出して首位に立った。11番で6メートルを沈めて引き離したが、12番で落とし穴。左の木の下に打ち込み、グリーン手前まで出してきたが寄せきれずにボギーとして、流れが止まった。そこから耐えるゴルフが続いてバーディーを奪えず、その間に伸ばした堀川との差が3打になった。

 それでも、今季初めてのレギュラーツアーの試合、しかも予選から出場した公式戦での優勝争い。要因の1つはパッティングの安定で「入ると思って打っている」というほど自信を持てている。5月初めにパターをマレット型からピン型に替えた。「ピン型を(自身の)クロスハンドで打つのはどうかと思っていた」というが、PGA後援の「2022 野萩康基金ゴルフカップ」(5月10~11日)に出場。最終日は優勝争いの中で66をマークし、4位になった。「いい感触を得たんで」と、そこからパッティングの安定が続いている。

 また、ショットのコントロールも向上した。「前はセーフティー10ヤードを取っていたんですけど、今はこのぐらいで大丈夫」と、直径2メートルほどのパラソルを示した。

 優勝圏内に入っている。「最終日はしびれる状況の中で明日もやれるかどうか。自分をコントロールすることだと思います。弱い自分と強い自分が出てくると思いますけど」と話した。「言葉は知っていますが普通には使いません」という故郷・沖縄の言葉「ちむどんどん(ドキドキする)」しているのでは?「はい、僕、緊張する方なんです」と笑った。