堀川未来夢(Wave Energy)が、中断再開後に流れを変えて5アンダーで2位につけた。
10番で右の山に打ち込んだが、何とかボギーに収めてスタート。11番バーディーも14番パー3でグリーンを外したところで2時間半の中断になった。その間、同じ日大勢の中西、星野、吉田らとゴルフ談義などに花を咲かせ「あっという間でした」という。それが気持ちのリフレッシュになったのだろうか。
再開後のアプローチは難しかったためボギーになったが、そこからエンジンがかかった。16、18番でバーディーを奪って「流れが良くなった」と後半へ。1番で4メートルの下りを入れ、2番で2.5メートにつけて連続バーディー。5番パー5で3メートル、7番パー3で2メートルとショットが好調で5アンダーまでスコアを伸ばした。
パッティングに不安がなくなったのが大きいという。レギュラーツアーがなかったこの5週間で「自分の中で手ごたえがあるものが見つけられた。ユーチューブの撮影とかで矢野東さんにいただいたアドバイスを自分なりにかみ砕いてはめ込んだ。イップス的な症状を隠せる方法。今日はいっさい悩みなくやれた」と振り返った。
会場のある街、三島には日大時代の寮があり、コースでもキャディーなどのアルバイトをしていた。「懐かしいご飯屋さんとか、思い出しながら行って、日数が足りなくなる。ある意味、忙しい1週間」と笑う。「お世話になったコースを利用したOBが優勝するのが一番の恩返し」と意欲を見せる。
首位には後輩で「サウナ仲間」の吉田。「日大勢で優勝争いはうれしい。グリーンは難しいから、あまり積極的にいってもよくないので、次のことを考えながらセーフティーに行く。メジャーは取りたいし、残り3日間、しっかりマネジメントしてやりたい」と話していた。