NEWS
日本プロ

〔8/4 1R暫定〕暫定2位の池村は5年シードを狙って日本プロを戦う

2022年08月04日

 池村寛世(ディライトワークス)が、ボギーなしの5アンダーで首位1打差の暫定2位につけた。

 インスタートの10番で2メートルにつけてバーディー発進。雷雲接近による2時間半の中断で12番のティーショットから再開したが「チャンスがなかった」と、パーを重ねる展開。それでも「バーディーパットを打ってパーを取る、といううちに流れが良くなってきた」という。アウトに折り返して1番パー5でバーディーを取って、そのいい流れになった。3番で3メートルを入れ、5番パー5では「ラフに入れたんで刻んで残り160ヤードを9番アイアンで入りかけた」とバーディー。続く6番でも1メートルにつけて連続バーディーとした。8、9番で長いバーディーパットから1メートルの微妙なパーパットを残したが入れてしのぎ、次につながるフィニッシュだった。

 大会に備えて2月に近くに住む知人の勧めでコースをラウンドしている。「ラフもなくてグリーンは固くて速かったけど、それが日本プロになるとどうなるかと思っていました。今日はセカンドを狙えるところにずっとあったので、ボギーを打ち感じじゃなかった」と振り返った。

 この大会は、自らの将来を開くための大会でもある。「勝つと5年シード権が魅力」というのは、米ツアー挑戦の可能性を広げるから。「米ツアーは昔からテレビで見ていた。でも、日本で勝ったり、実力がつかないと(行くのは)考えにくかった」というが、同年代の桂川や香妻らの海外での活躍が刺激になった。自身も6月のASO飯塚チャレンジドで完全優勝を果たしてツアー2勝目を挙げた。「自分も行って腕試しをしたいんです」と、はっきりと視野に入れている。

 武器にもなっている「直ドラ」も「打ち下ろしで強めの球が必要な」という3ホール(16、1、2番)で打ったという。「今日と同じように明日からもティーショットが安定していたら上位に行けると思う」と手ごたえはありそうだ。