第90回日本プロゴルフ選手権公式記者会見が26日、北海道恵庭市の恵庭カントリー倶楽部で開かれた。
会見は2部制で行われ、1部では2025年の第92回大会が岐阜県にある「三甲ゴルフ倶楽部谷汲コース」で開催することを発表。吉村金八・PGA会長と三甲株式会社副社長・後藤薫氏による調印式が行われた。
同コースで日本プロゴルフ選手権を開催するのは2006年大会以来、19年ぶりとなる(当時のコース名は谷汲CC)。
2部では、主催者を代表して吉村会長が「日本最古の大会が恵庭CCで開催できることを嬉しく思います。恵庭CCでは、2009年にも本大会を開催していますが、当時以上の難度があり、選手のパフォーマンスを最大限に引き出す最高の仕上がりにしていただいた」と挨拶した。
また、コースセッティングについて芹澤信雄・PGA副会長らが説明。新しいティイングエリアを作るなど大規模なコース改修が行われ、パー71に設定された2009年大会よりも総ヤーデージが約300y伸びて7441y(今大会はパー72)になったこと、8番ホールはツアー史上最長となる270yのショートホールに設定されたことなどが語られた。
「難しいロケーションを選手たちがどのように攻めるか楽しみ。メジャーにふさわしいセッティングになった」と芹澤副会長。
会見には、ディフェンディングチャンピオンの堀川未来夢も出席。「ラフが長くランがでないため、体感では300y以上距離が伸びている印象。空中のハザードもあり、すべてのショットが必要。270yのパー3は、アゲインストならレイアップも選択肢」とコースの印象と戦略を語った。
また、記者から優勝スコアについて尋ねられた堀川は、「予想は難しいが、毎日3アンダーで回れれば最高。12,3アンダーくらいか」と回答。芹澤副会長も、「我々としては1ケタアンダー以内に抑えたいという気持ちで設定したが、最近の選手は計り知れないスコアを出してくるのでどうなるか」と、想定外の結果も有り得ると考えていた。
大会連覇を狙う堀川だが、「挑戦者の気持ちでプレーしたい」と決意を固めた。