PGA入会2年目の島野璃央(27・フリー)が最終ラウンドで67をマークし、135ストローク通算9アンダー6位という好位置で日本プロ出場を決めた。最終ラウンドは4アンダー11位タイからのスタート。ボギーを打たないようにと慎重にゲームを進め、5番パー5でティーショットがペナルティーゾーンをかろうじて外れて、刻んでバーディー奪取に成功。8番でもバーディー奪取すると、バックナインではさらに3つスコアを伸ばして、6バーディー1ボギーの67と会心プレーをみせつけた。バーディーパットは長くて4メートルとショットの正確性も生きた。パーオン数を14としたのも、徹底したマネジメントの結果だった。
先週木曜に背中を痛めてしまい、5日間もクラブを握れずにいたという島野。不安を抱えながらこの決勝大会に出場したが「クラブを軽く振れたのが、案外良かったのかも」と胸をなでおろした。これまで関西オープンや日本オープンに出場経験があるが、日本プロへの出場は初の挑戦。「数少ないツアー出場の機会を手に入れられました。予選通過はもちろん、成績を求めたプレーを目指したい」と島本は口元を引き締める。今回手ごたえを得られた経験を糧に、さらなるレベルアップに挑む。