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日本プロ

【予選会/決勝1R】PGA入会1年目の鈴木滉世が65をマークし首位スタート

2023年07月06日

 7月27日から4日間、北海道にある恵庭カントリー倶楽部で行われる「第90回日本プロゴルフ選手権大会」開催まで3週間を切った。今週は日本プロの1次予選会を勝ち進んだ118名による「予選会・決勝大会」が東条の森カントリークラブ・東条コース(7,426ヤード/パー72)で競われる。本戦への有資格枠は7月6日時点で51枠が用意されている。

 東条の森カントリークラブは日本女子プロ(1991年)、関西オープン(1994)、ミズノレディース(1998)、日本プロシニア(2012)、AbemaTVツアーのTIチャレンジ(2019、2021)等、数多くのプロ競技を経験している。ティーグランドから眺めの良い打ち下ろしのホールが続き、7500ヤード超というコースの長さは関西で最長ともいわれている。チャンピオンコースでの第1ラウンドでは、65ストローク、7アンダーをマークした西山大広、鈴木滉世、坂本雄介が首位に立った。

 中でも鈴木滉世(豊田CC・22)は昨年のプロテストに合格し、今年PGAメンバー入りしたばかり。ツアー出場経験はなく、地区オープンやミニツアーで腕を磨いているという。東条の森は飛距離が求められる好きなタイプのコースということもあり、練習ラウンドも回数を重ねて、この決勝大会に挑んでいる。

 アウト1番ホールからスタートし4番パー3でバーディーを先行させると、距離の長い7番、9番パー4でさらにバーディーを重ねスコアを伸ばす。後半11、12番で連続バーディー、そして上り2ホールでバーディーフィニッシュ。7バーディー・ノーボギーは満足のいく内容だった。

 「大きいミスもなく、小さいミスはセーフティーに収め、ボギーが出る感じでもなかったのです。パッティングも2メートル強の距離を着実に沈められました」と笑顔を見せる。実は同組に小西貴紀、塩見好輝、小木曽喬とこれまで憧れていたプロゴルファーと名前を並べられたことで「プロになったんだなぁって改めて実感しました。先輩プロたちが本当に優しくて魅力がある方たちで、同組のプレーも全体的に良い流れだったと思います」。プロ1年目の鈴木にとっては大きな収穫があった様子。

 「日本プロでプロデビュー戦を飾りたいです」と鈴木は口元を引き締め、さらなる高みを目指すだけだ。