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日本プロ

【7/27 1R】「日本メジャーで勝ちたい」黄重坤が4アンダー首位発進、3年前のプレーオフ敗退リベンジに燃える

2023年07月27日

 日本ツアーで4勝を挙げている韓国出身の黄重坤(ハン・ジュンゴン)は、6バーディー・2ボギーの68で回り4アンダー首位タイグループに入った。

 2020年2月から韓国の兵役につき日本ツアーから離れていた。2021年11月に任務を終え、2022年に日本ツアー復帰を目指していたが、日本ツアーには26試合中、8試合にしか参加できず義務試合数(13試合)を満たさないため、シード権を喪失した。しかし明るい話題もある。昨年12月に結婚、すでに10か月になる息子がいる。「家事はちょっとだけ協力していますよ。おむつ交換したり、シャワー浴びせるときに支えたり、ね」と照れ笑い。30歳という節目の年でもあった。

「韓国ツアーでしたら、試合が終わって子供と過ごす時間が取れるから、それは大切なこと。今年は韓国ツアーをメインにしているのですが、やっぱり日本に戻りたいという気持ちも強い。大好きな日本で試合に出られるチャンスがあれば、挑戦したいんです」という。

 黄といえば、2019年の日本プロ選手権で優勝争いに名乗りを挙げ、石川遼とプレーオフにもつれ込んだ印象が強い。「あの時は悔しかった。メジャーに勝ちたかった」と唇をかむ。「今年はシード権がないので韓国ツアーを中心に活動していますが、この試合は昨年の賞金ランキング60位までが適用になっているので参加させていただきました。だからこそ少ないチャンスを生かしたいんです」。心の内では、2019年のリベンジに燃えている。

 得意クラブは300ヤードを超えるドライバー。「このくらいの暑さは大丈夫。今日はプレーペースも良かったから、ワンショット集中してプレーできましたよ。全然平気です」と笑顔を見せる。新しい家族を迎えた黄が、パワーアップして戻ってきたようだ。