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グランドゴールド

【日本グランド FR】室田 尾崎 羽川の初出場組は一歩及ばず

2017年06月25日

室田淳(61)尾崎直道(61)羽川豊(59)の初出場組が大会を盛り上げたが、あと一歩及ばなかった。

一時は首位に立った尾崎直。4番でバーディーを取った後、7番で1メートルにつけ、8番では1・5メートル、9番で4メートルと3連続バーディーを奪い、通算8アンダーで首位に躍り出た。「10番(パー5)取ったら勝ちだったなあ」と振り返るシーン。第2打を7番ウッドでピンに向かっていったが、行ってみるとグリーンオーバーでバンカーに入っており、勢いが止まった。13番のボギーで後退。16番以降、チャンスを外し、18番も4メートルが「思ったより切れた」と入らず。追いつけなかった展開に「悔しい!」と声を上げた。

1番でカート道にはねて林に入るボギースタートだった羽川。ショット、パッティングの好調さは続いていて、すぐに連続バーディーなど取り返していった。10番のバーディーで7アンダーとし、首位に並びかけた。そこから伸ばしきれず、最終18番も4メートルのパットが外れてプレーオフに持ち込めなかった。実は4番で正球と暫定球を取り違えて1罰打を課されていた。「波乱に満ちた一日だったね。しようがないね」と悔しさを隠し「ドライバーが曲がらなかったし、ショットをちゃんと打てるようになったことの方が収穫だった」と、4月に右ふくらはぎ肉離れから復調の手ごたえはつかんだ。

室田は福沢に1打差で来た最終18番で、第1打を左の土手に打ち込んでボギーとし、初出場Vを絶たれた。「12番と14番で2メートルのチャンスを外した時に『今日はおれじゃないな』と思った」と、流れをつかみきれなかった。