NEWS
グランドゴールド

【日本グランド 1R】室田など、グランド初出場の「若手」が上位に並ぶ

2017年06月24日

 グランド(開催年60歳以上)初出場の「若手」が上位に並んだ。室田淳(61)はボギーなしの6アンダー66をマークして、首位三好隆に1打差2位発進。「2つのパーパットが大きかった」と振り返るのは、7番で5メートル、15番3メートルの際どいパーパットをねじ込んだのが効いた。逆転への最終日には「きょうは三好さんのエージシュートをずっと見ていた。明日も三好さんに任せる」と笑った。

 3打差4位につけたのは尾崎直道(61)。同じく三好のエージシュートを目の前で見て「おれが目指していることをやれるとは羨ましい」と言う。初めてこの大会に出たが「ギャラリーが多くて、ギャラリーの前では自分のゴルフは耐えられないと思ったね。人に見られるほど、ゴルフはよくない」と首を振る。それでも3打差につけたことで「(調子が悪くて)飛ばないのがいいのかもしれないな」と、ジョークも出る。

 同じく4位の初出場、羽川豊(59)は4月のシニアツアー開幕戦のノジマチャンピオン杯で右ふくらはぎを肉離れして棄権している。6月のスターツで復帰して「痛みはないんだけど、また痛くなるかもしれないという不安でスイングがどうだめになるかが分かった」と、この日は反省を踏まえてプレーしたという。ギャラリーの多さに「ちゃんとできてよかった。やっぱり人が多いとちゃんとやらなきゃと思うし、まだまだやっているよというところを見せたい気持ちも出てくる」と、声援を糧にしていく。