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グランドゴールド

【日本ゴールド FR】松本がエージシュートを達成するも、1打及ばず2位

2017年06月25日

 ゴールド(開催年68歳以上)で松本紀彦(73)がエージシュートを達成したが、海老原清治の1打に敗れた。

首位に2打差でスタート。雨もあって上位が崩れていく中で、6番5メートル、7番1メートルを決める連続バーディーなどで、一時は2位に2打差をつけて首位を走った。しかし、14番で「50センチぐらいのを外してイップスが出てしまった」と振り返り、15番でも1・5メートルを外す連続ボギーで後退。海老原に並ばれて、終盤はチャンスを逃し、伸ばせなかった。

「オーバーパーで優勝じゃ情けないから海老原が勝ってよかったよ」と悔しさを押し殺して祝福。2日連続のエージシュートには「多少なりとも一所懸命やっているからかな。この歳でもゴルフができることはうれしいですよ。この大会に来てみんなと会うのも楽しみやしね」と、最後で敗れたとはいえ、充実した2日間だったようだ。

この日は松本のほか、2人がエージシュートを達成。古市忠夫(76)は年齢より5つの少ない、ゴールドのベストスコアでもある1アンダー71をマーク。「気持ちが乗ったらスーッと行く。アウト1オーバーで行けると思った」と、さすがに試合で52回目となると、出そうな予感があるようだ。「ゴルフができること、エージシュートができることに感謝やね」と笑った。

 もう1人は、2日連続で達成の太田了介(78)。この日は76だった。「5番で木の根元に打ち込んで出すときにクラブが枝に当たって空振りをしてしまった。トリプルボギーになったけど、もう78歳なので多少たたいても(エージシュートが)出るんじゃないかという気持ちでやっているので慌てない。2日間、楽しかったです」と、こちらも笑顔を見せていた。