ゴールド(開催年68歳以上)で、首位の中島弘二のほか、3人がエージシュートを達成した。
松本紀彦(73)は5バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの出入りの激しいゴルフながら年齢と同じ73.「この大会で出したのは初めて。歳がいったからでたんじゃない」と笑った。この日は「3年ぐらい前からイップスになったんだけど、今日は久しぶりにパターが入った。治ってはいないけどね」と、振り返る。18番で同組の古市からエージシュートのことを言われて「1メートルほどのバーディーパットをショートしてしまった。意識したんだろうね」とぼやいた。
「ギリギリセーフ」と笑ったのは小川清二(74)。15番で1オーバーと安全圏だったが、17番でティーショットをチョロして何とかボギーに切り抜けて連例と同じスコアに。「俺の歳だともう優勝しようなんて無理。だから、自分の歳に勝ちたいと思ってやっている」と、この大会で2年連続エージシュート達成した「気の持ちよう」を披露した。
最終18番で第2打を刻んでアプローチで1メートル強につけるパーでエージジュートを達成したのが太田了介(78)。こちらも年齢と同じ78だった。現在、京都の笠取ゴルフセンターで小学校~高校生のジュニア35人ほどを抱えて教えている。「主にアプローチをやっている」といい、ジュニアレッスン10年目で教え子の上久保拓海が3月の全日本中学生大会で優勝した。この大会では2年ぶり6回目のエージシュート達成。秘訣を聞くと「子供を教えること」と、にこやかに話していた。