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第8回ユニデングランドシニアチャンピオンシップ
サザンクロスカントリークラブ
で行われ、昨日トップの渡辺司(60)が危なげない展開で逃げ切り、本大会初優勝を飾った。2位には本日4アンダーで回った三好隆(66)、3位には山本善隆(66)が入った。また、矢部昭(71)が71ストローク、古市忠夫(77)が73ストロークでエージシュートを達成した。
優勝した渡辺司(60)は「ルーキーが有利ということになっているから優勝できて良かった」とほっとした気持ちをはじめに表現した。
トップタイで迎えた最終日だがスタート前の心境を尋ねると「優勝を意識するということは常に無いですね。やれることをやるだけ。ショートアイアンを持てばピンそばに寄せたいし、寄れば入れたいし、それを繰り返すだけ」と普段どおりの平常心を心がけたという。前半の9ホールは4番ホールでのパー3でティショットを奥に外し、下りのアプローチを約1メートルに寄せるもフックラインを入れることが出来ずボギーとしたが、4つのバーディを重ねた。将に平常心、ショートアイアンでピンそばに寄せ、着実にバーディとした結果であった。
後半の9ホールは「この2ホールは決めたかった。これが入っていれば優勝を意識したかもしれない」と12番と16番で1ピンくらいのバーディパットを逃したものの全てのホールをパーとしトータル4アンダーで優勝を決めた。
「僕の優勝経験はトップかトップタイで最終日のラウンドをスタートしての優勝しか経験がなく、逆転優勝の経験はない」師匠の青木さんからの教えとして「本当に強いプレーヤーはリードしながら逃げ切るゴルフを展開できるプレーヤーである」と教えられたという。そういう意味では今日のゴルフを「多少アドレナリンが出て平常心以上のゴルフをしていたのかもしれない。でもそれが競技者だと思う」ともう一人の自分が存在していたかもしれないことを付け加えた。
主戦場となっているシニアツアーもいよいよ大詰めを迎えてきたが、これからも平常心で優勝を狙っていく。
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