グランドルーキーの渡辺司(60)は「初めてのコースだったから見えるところに打ってプレーしてた」と堅実のゴルフを展開した。OUTコースからスタートし6番まで全てパーでしのいだ後の7番の2メートル、そして9番の70センチのバーディパットを決め前半2アンダーで折り返す。コンディションがウェットの状態の中「150ヤード以上残した距離やグリーン回りの水の含んだラフからのショットは難しい」と判断した結果だった。しかし10番で恐れていたラフの罠を迎えることとなる。右ラフからのセカンドショットをグリーン手前に外し寄せきれずボギーとしてしまう。だが気持ちを落とすことなく「出来ることを精一杯やった」と本日の好成績につながった。
明日のことを尋ねると「コースも把握したし、天気も回復するみたい。久しぶりの雨のないラウンド(先週の佐世保シニアは2日間雨)になるんで気持ちいいゴルフをしたいね。どんなスコアが出るか楽しみ。自分なりに納得のいくゴルフが出来ると良いね。羽川、湯原と私の3人がグランドルーキーだけど、年々若い選手は入ってくるので本来活躍しなければならない。こういうチャンスを生かしたいね」とグランド競技初優勝を目指す。