60歳以上のベテランプロとアマチュアが競う「
第8回ユニデングランドシニアチャンピオンシップ
サザンクロスカントリークラブ
で第1ラウンドが行われた。 一日冷たい雨が降りしきる厳しいコンディションの中トップに立ったのは、1アンダー70で回った重信秀人(62)と渡辺司(60)。1打差で3位には山本善隆(66)。2打差に第3回大会の覇者の三好隆(66)と佐野修一(69)が追う展開となっている。
「前半我慢した。40たたくと思ったよ」これが重信の第一声だった。雨と風の中最高のゴルフが出来たと自分を褒めた。難しく長いホールが続くINコース、スタートした10番で20ヤードのアプローチを寄せきれずボギーとしてしまい、13番でも3パットのボギーをたたき4ホールを終わり2オーバーとなった。しかしこのあと17番からの3ホール全ての1.5メートルのパーパットを沈めたことが第一声の理由だった。その後折り返した3番の10センチのOKバーディを皮切りに6番、7番をバーディとし後半の9ホールを3アンダーで回りトータル1アンダーとし「アンダーパーは一人(渡辺)だけなんだ」と言う様に結果的には満足いくラウンドとなった。
万全の状態ではない左手首「腱鞘炎のため3日続けてゴルフが出来ない。ドライバーも通常より20から30ヤードは飛ばない状態。結果的にこれが功を奏したのかな。昨日回らなかったから明日まで持つといいんだけど」と体調を案じてはいるものの、昨年のこの大会で初日にトップに立ちながら優勝を逃した悔しさを今年晴らしたい気持ちは十分持っている。「明日は丁寧に出来れば良い。どこまで出来るかわからないけどやれるところまでやる」と静かに闘志を燃やす。
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