田中泰二郎（５４）が３位に粘って、賞金３３０万円を獲得、今季獲得賞金を５０２万６８００円として、賞金ランク４５位に浮上した。
首位の寺西とは５打差２位でスタート。「１番のティーショットでがっかりした」と、右バンカーに入れ、アゴに近かったため第２打は土手に当たって出ただけでボギー発進になった。ショットが安定せず、３、４番でバンカーに入れたが、２メートル前後のパーパットを沈め、７番では５メートルのパーパットを入れて粘りを見せた。直後の８番では奥にこぼしたが１２ヤードほどをチップインでバーディーにするなど、ショットが乱れる中で７３とこらえて３位に入った。
「きょうはパーパットで頑張るしかなかったからね。珍しいんだけど、今週はパットだけだったから。すごい緊張していた。途中であきらめてから、楽しんでやれるようになった。最後はバーディー、ボギーで（寺西に）並べるという状況だったんで、一瞬、よしと思ったんですけど、右の山に打ち込んでしまった」と振り返った。
それでも、来季出場権を争う最終予選会に直接行ける権利を得た。
「最終から行きたかったんでよかった」と、とりあえずはホッとした表情を見せた。