渡辺司(60)が24位に終わり、大会前の賞金ランク29位から、下位にいた寺西明、東聡に抜かれて31位に後退。来季の賞金シード権を失った。
この大会前に腰痛に襲われ、エコー検査などもしたが原因が分からなかった。毎日座薬と痛み止めを使ってプレー、最終日も「座薬と痛み止めを2回ずつ入れて、そのほかに錠剤も5錠飲んでなんとかできたけど、体がへたったということだろうね」という。「シニアで10年、ツアーで5回も優勝したし、競技者としてはそろそろ限界でしょ」と、弱気な言葉も。
「でもね、プロゴルファーとしての仕事としては今年は十分だと思うよ。ツアーで1100万円以上稼いだし、後援競技とかで4つ勝って、合わせたら2000万円超えてる。十分でしょ」と、胸も張る。
ただ、賞金シード権をいう名誉は失ったものの、来季は生涯獲得ランクによるツアー出場は可能。「来年は(青木功門下の後輩の)西川哲がシニア入りするんで、そのお世話をしてやらないとね。来年1年、体がもつかなあ」と、来季を思い描いていた。