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シニアツアー

【いわさき白露シニア・1R】川岸は気絶しそうなティーショットでも2位タイ

2017年11月24日

 川岸良兼(50)はいつものセリフ「気絶しそう」といいながらも、ニコニコして上がって来た。この日4アンダー68。「気絶しそうなティーショットばっかりだったけど、パットだけですね、今日は」と振り返った。

 1番で右OB方向に打ち、いきなり暫定球を打った。幸いラフで止まってセーフ。4番では12メートルのロングパットを沈め、9番でバンカーに入れてボギーにしたが、インに入って猛攻。10番でOKにつけ、11番では右5メートルといいパットが入った。13番パー5(545ヤード)では第2打残り250ヤードを5番ウッドで2オンに成功、18番も2.5メートルを入れた。

 どこが気絶しそうなのか。「いまドローボールを打とうと思っているんです。練習ではきれいに出るのに試合では一切出ない。もうこの歳ですから好き勝手やって、自分の打ちたい球を打って死にたい(笑い)。もうフェードなんて打ちたくないんです」というのが、本人なりの理由だという。自身では納得していないフェードでも、他を圧倒する飛距離を持っているのに、どうしてそこまで?「だって打ちたいんだもん!」。

 ドローと思って打っても、これまでの癖でドローしないのが「気絶しそう」な理由。「ドローにしたらもっと飛ぶでしょ。パットを外しまくっても68、みたいなゴルフができるでしょ。今日みたいに入りまくっての68じゃなくて」という。

 「明日もこのショットで行くので、持つわけないと思う。とにかく、右にボールを打っていってドローさせたい。そこからフェードして右OBになってもいいように、暫定球、いっぱい持っていきます」。2日目の出来が気になるところだ。