NEWS
シニアツアー

【いわさき白露シニア・前日】今季シニア最終戦は昨年チャンピオン倉本も参戦!

2017年11月23日

 今季シニアツアー最終戦「いわさき白露シニア」が11月24~26日、鹿児島・いぶすきGC開聞C(6923ヤード、パー72)で行われる。大会前日の23日はプロアマ大会が行われた。

この大会では、来季賞金シード権(賞金ランク30位以内)の争いなど、最終戦ならではの戦いが繰り広げられる。開聞岳の麓に広がるコースで、レギュラーツアーでもあまりない「高速グリーン」が選手を待ち構える。

 昨年優勝の倉本昌弘・PGA会長は「グリーンは速いし、コースの状態はいいし、日本プロに向けて準備ができてきている」と、話した。このコースでは、2019年に日本プロゴルフ選手権を開催する。それに向けて、コース改造なども行われている最中。グリーンの状態は非常によく仕上がっている。

 植田浩史PGA競技管理委員長は「今日のグリーンの速さは12.5フィート。風が吹くと影響を受ける。ショートパットが風に持って行かれる可能性もある。ショットでは、止められる固さではありますが、フォローでラフから打つとかなり走るでしょうね」と、説明した。

 レギュラーツアーのグリーンの速さは11~12フィートが主流。12.5フィートはかなり速いことを示す数字だ。

 どんなタイプの選手が向いているのだろうか。「コースの癖を知っている人でしょう。ここは開聞岳からグリーンの芝は順目になりますが、細かい傾斜も多い。どれだけ読めるか、コースを知っている方が有利でしょう」と、植田競技管理委員長が予想する。

 となると、5回目を迎える大会で、2014、16年優勝の倉本が真っ先に上げられそうだ。本人は「調子がひどい、今年は終わり」といい「ここでは何か分からないけど、そこそこのスコアになる」と首を傾げたが、有力候補であることは確かだろう。

 今シーズンもこの大会でフィナーレ。「これまで17試合無事に終わった。マークセンの賞金王もあったけど、初優勝者も出たし、いろいろあった実りの多いツアーだった」と、倉本はPGA会長としてこれまでを総括したが、今年も最後を締める可能性は十分ありそうだ。