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シニアツアー

【ISPSハンダカップ・2R】パッティング勘をようやく取り戻した田村が5アンダー4位タイ

2017年11月17日

 田村尚之(53)が、久しぶりに笑顔を見せた。「久々に人並みのパッティングが入った。そんなにパーオンはしていなかったんですけど、こんなゴルフもあるんですねえ」と、5アンダー67で通算5アンダーとし、首位に4打差4位に浮上した。

 「パット数見てください」と、手元のスコアを見せる。アウトは11パット、インは12パットの計23パット。これは好調の証だ。今季賞金ランク25位に低迷しているのはパーオン率1位(75.93)ながら、平均パット数23位(1.7936)と、グリーン上で苦しんできたからだ。

「速いグリーンが元々好きでいつも秋からよくなるんですけど、今年は台風があったりして、速かったり遅かったりがあって、対応できずに崩れちゃった」という。今回の速いグリーンでやっと感覚がつかめた様子。「こんなパッティングはプロに入って(49歳)すぐの時以来ですかね」と笑った。

 今季も残り2試合となり、今の目標は?「去年初優勝したので、年に1回ぐらいは優勝したい。気持ちよくすっきりしたい」という。

 昨年のこの大会では、最終日にP・ファウラーの61に敗れたが、8アンダー64をマークして前半はファウラーを追い上げて2位になっている。「ここはいいスコアを出せるコース。今年は優勝争いをエリートグリップで1回やっただけでは寂しい。1年のお祓いというか、ここでいいことがドーンと来ないかな」と逆転を狙う。