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シニアツアー

【ISPSハンダカップ・1R】台湾での試合経験を生かし、今季中に優勝を目指す鈴木

2017年11月16日

 初めての「父娘旅行」後で、鈴木亨(51)はヤル気満々だ。

 先週、台湾で行われた「フーヴォン・トーナメント」に、倉本昌弘PGA会長らとともに出場した。初日首位に立ち、最終的に4位だったが、つかんだものは大きかった。

 「娘(鈴木愛理)を連れて行ったんですが、2人で旅行すること自体初めてで。娘がギャラリーでついてくれて、いい雰囲気でゴルフをやって、ゴルフが楽になった感じ。いつもゴルフ、ゴルフじゃなくて、いろんなことを受け入れてやれた」と、気持ちの持ち方に変化があったようだ。

台湾の選手たちに毎晩歓待されて、ワインなどの乾杯攻勢にあい、かなり飲んだ時も「娘から『パパ、頑張っているね』って言われたりして」と目じりを下げた。

 「残り2試合、今年中に勝ちたいと思っているんです」とシニア初勝利に「期限」を設けた。そのための初日、2,3番連続バーディーで始まり、9番で3メートル、10番パー5ではグリーン手前からの第3打が「入りそうになって」楽々バーディーと、一時は4アンダーとした。上り2ホール連続ボギーで2アンダーとなり、首位に2打差6位につけたが「今季は今まで初日によくなかったんで、いい滑り出し」と表情は明るい。

 「こういう速いグリーンは元々好きで、楽しいですよ」という。「台湾でのいい経験を生かしたい」と、気持ちが弾んでいるうちに、何とかしたいところだ。