3位に終わった室田淳(62)は「全然惜しくなかったよ。これだけショットが悪いとね」と苦笑いした。
1番でいきなり50センチにつけるバーディー発進で、追い上げの予感があった。3番で落とした直後4番で4メートルを沈め、6番では7メートルを入れて、珍しく早い段階でガッツポーズも出た。6アンダーで迎えた16番でもピン手前7メートルを入れてガッツポーズ。自分を鼓舞しているようだった。
悔やんだのが最終18番パー5で、第1打は左斜面のラフに。2オンを狙えるホールで「あれじゃ狙えない。あそこに打った人が悪い」と、グリーン手前の池の右に刻み、第3打もピンを大きくショートしてパーに終わった。
「こんなもんです。自分の調子を把握できていない。完走しました、これが一番」と、ちょっとがっくり。スコアボードを見ながら「(マークセンは)絶対46歳だぞ」と笑い「俺はちゃんと2位を何回もやっている。少し遠慮しろよ」と、マークセンの強さをジョークで笑わせた。
賞金王は確定したが、残り2試合、現在賞金ランク3位で、来年の海外メジャー出場権(全米プロシニア4位まで、全米シニアオープン2位まで)をかけた賞金上位争いは続く。不安の腰痛は「このぐらい(20℃前後)暖かければ大丈夫」といい「もうちょっと頑張ります」と、前向きな言葉もでていた。