寺西明(51)が通算5アンダーで首位に2打差4位につけ、シニアツアー初優勝に望みをつないだ。
「今日は耐えるゴルフでした。淡白なボギーもあったけど、粘ってパーもあった。18番は耐えたこの日のプレゼントだった」と振り返った。
1、14番のパー5でバーディーを取ったが、5、15番でボギーをたたき、スコアを伸ばせないまま最終18番に。第3打はグリーンのカラーで止まり、6ヤードを入れてバーディーフィニッシュ。「1つでも伸ばしたいと思っていたんで、最低限のスコアは出せた。内容も十分でした」という。
シニアツアーを目指して一昨年49歳でプロテストを受けて合格したため、同じようにシニアになってプロ入りした田村尚之と比較される。「彼は彼、僕は僕。彼はキャリアがあるし、自分は自分のゴルフをするだけです。ゴルフをできていることに感謝している」という。
奇しくもこの大会では昨年、その田村が初優勝している。「明日は緊張する位置で回りたい。ちょっと頑張って楽しめるんかなと思っています」と、初優勝へ向けて「自然体」で臨む。