5アンダー67で首位に立ったグレゴリー・マイヤー(56)は、自分の名前が一番上にあるリーディングボードに「写真撮って奥さんに送りたい。いい気分」と笑った。
2アンダーで迎えた終盤、圧巻のプレーを披露した。16番でピン手前3メートルにつけてバーディー。17番パー3では「風がよくわからなかったけどフォローと思って打った」のが3メートルについてバーディー。最終18番パー5は第2打を3番ウッドでグリーンの手前まで運び、アプローチを「これぐらい」と指で10センチぐらいに示して見せ「こういうバーディーが好き。ビールもおいしいわ、今日はね」と、上がり3ホール連続バーディーを流ちょうな日本語で振り返った。
不振だった昨年は賞金ランク35位でシード権を失い、今年3月の最終予選会でトップとなって今季出場権を獲得した。この日は「ずっとショットが良かった。ドライバーも安心。アイアンも思った通りに行った。すべてスムージィー」と、プラン通りに運んだ様子だ。
このコースは「昔予選会でも来ている、千葉のホームコースみたいな感じかな」という。今回はシニアツアー最長の7,174ヤードに延び「おじちゃんたちをいじめないでほしいね。今日は天気が良かったからいいけど、雨と風があったら大変ね」と、雨模様の第2ラウンドの天気予報を警戒する。
今後の戦い方は?「あんまり考えていない。リセットして、明日は初めから」といい「(最終日最終組がホールアウト予定の)土曜日の午後2時ごろにまたボードの上にいたいね」と、2014年マルハン太平洋以来のシニアツアー優勝を意識している。