通算1アンダー・10位タイから発進した台湾の呂文徳(54)が、サンデーバックナインで猛チャージを仕掛けた。
「スタート当初は雨風が強く、パーをセーブするのが精一杯のプレーでした。後半に入ってから天候が回復し出し、アイアンショットも切れ始めました」
10番ホールから3ホール続けてグリーンキャッチショットをベタピンに着け、圧巻の3連続OKバーディー。14番もバーディーでスコアをのばすものの、15番ホールでボギー。しかし、17番ホールでは50センチのバーディーパットを沈めて通算5アンダーまでスコアを伸ばし、6バーディー・2ボギー68でフィニッシュ。だが、優勝した三好隆には2打及ばずの2位タイに終わった。
風の強い台湾・淡水でゴルフの腕を磨き、レギュラー時代はアジアンツアーを主戦場にして、同ツアー通算5勝を挙げている。日本シニアツアーではまだ未勝利だが、今季シニアツアー残り3試合で、頂点に立ちそうなオーラを発散させたのは間違いない。