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シニアツアー

【佐世保シニアオープン・最終日】渡辺 司「残念という気持ちはどこにもありません」。

2017年10月15日

 「残念という気持ちはどこにもありません」。

渡辺司(60)はトップに立ったまま中止になったが、明るかった。「だって、確かに28ホールは回ったけど、振り返ってみれば、たった5ホールしか頑張らなかったんだから」と笑う。第1ラウンドの15番でホールインワンを達成するなど、上り5ホールで6アンダーをマークし、2位につけたことを言っている。

「今日は我慢大会になったし、うまくしのいだ」と振り返った。4番でボギーが先行したが、7番で残り140ヤードを6番アイアンで80センチにつけてバーディーを奪ってスコアをスタート時の3アンダーに戻した。「あそこで風とかを考えて6番アイアンを持てたこと。経験が出たと思う。大きいクラブを持つのはプロには怖いことだから」と自分をほめた。

この2年優勝がなく、今回はチャンスだった。「まあ、もう少しゴルフ競技をやっていいよ、と言われた気がします。それが今回の僕の収穫。優勝のチャンスがゼロじゃないことを感じられた」と、最後まで明るい表情だった。