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シニアツアー

【佐世保シニアオープン・1R】辛抱のゴルフで井戸木鴻樹は2位発進 明日は「勝ちにこだわり」作戦

2017年10月14日

 井戸木鴻樹(55)が「今回は死ぬほど勝ちに行きます」と宣言した。

 強風の中、1番で「エッジから簡単にボギーにした」といい、2番もボギーのスタート。「今日はつらいなと思った。辛抱すればいいことがあるかと」。そのいいことは、すぐに来た。打ち下ろし、強烈なフォローの4番(337ヤード)をドライバーで打ち、グリーン右の芝を刈ってある一角に運んだ。ピンまで50ヤードほどだったが、サンドウエッジで直接入れてイーグル。「ここでスコアが戻って、だいぶ気が楽になりましたわ」と振り返る。

 ハーフターンで「このままパープレーで行けば面白いかなと思った」という10番。「風で」ドライバーが飛ばず、第2打は5番ウッドで打った。6メートルが入ってバーディー。11番も3メートルが入り、ゴルフがうまく回り出した。最終18番では右グリーンエッジから5メートルを「最後やと、思い切ってまっすぐ、直球でいったれと思った」という強気のパットが入って3アンダー。その時点では首位でホールアウトした。

 今季は優勝争いを何度も演じてきたが、最終日に行き切れない試合が続いている。「そろそろ(優勝を)と思いながらも、気持ちが弱いもんですから」というが、人一倍「優勝」の2文字がほしい。

 1打差2位で迎える最終日。「手段を選ばない。『勝ちにこだわり作戦』でいきますわ。(優勝の)雰囲気、においはある」。強気の言葉が並んだ。