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シニアツアー

【佐世保シニアオープン】「最終予選会には行きたくない」賞金ランキング29位の柳沢伸祐はこの大会で来季シードを決める

2017年10月13日

 今季からツアー競技となった「トラストグループカップ 佐世保シニアオープンゴルフトーナメント」が10月14、15日の2日間、長崎・佐世保CCで行われる。前日13日は、時折風雨が強まる中でプロアマ戦が行われた。

 外の風雨の様子を見て「やりたいけど、雨がひどくなると意味がなくなるんで」と話していたのが、柳沢伸祐(51)。プロアマ戦の全部のスタートが終わった後に、練習ラウンドを行った。「昨日、初めて回りましたが、アップダウン、ドッグレッグが多い。ドライバーで打ってみたんですけど、突き抜けちゃうホールもあった。どのぐらい番手を落としたらいいか、きょう確かめたいんです」と、ドライバー280ヤードの飛ばし屋だけに、不安もある。

 現在、賞金ランク29位(709万9183円)につけている。昨年シニアデビューし2戦を戦い、今季が本格的なシニアツアー挑戦。最終予選会10位で日本シニアオープンをのぞく17試合に出場できる。レギュラー時代には届かなかった賞金シード権を初めて手にできる賞金ランク30位以内を死守したい。「想像されているとおりです。きついです」と、残り5試合になってプレッシャーがかかってきている。

開幕戦ノジマチャンピオンカップ初日に67で3位につけたが、最終組で回った最終日に75をたたいて18位。その後は「予選落ちがない試合の経験がなかったので、気が緩みすぎたかもしれない」という気持ちの問題、ノジマ後のぎっくり腰で夏場まで不調だった体の問題もあって、今の位置にとどまってしまった。

 追ってくる選手の顔ぶれもプレッシャーに拍車をかける。30位水巻善典(699万6792円)、31位尾崎直道(686万1185円)と、すぐにひっくり返るところに控えている。

 「高知(最終予選会)には行きたくない。今年は10位になったけど、25年前のプロテストを受けたときのような気分だった」と、苦しさを振り返る。「ここから5試合が大事。この大会で決められたらいいんですけど。最終戦までは絶対に持ち込みたくないです」と、早くプレッシャーから解放されたい。ここ2試合、福岡セヴンヒルズ17位、日本プロシニア11位と上り調子で臨む。