3回目となる今大会。コースについて平野浩作トーナメントディレクター(TD)に特徴を聞いた。
「第一に、グリーンが難しい。見た目と違う切れ方をする」という。山間部につくられているため、目の錯覚もあって、グリーン全体の傾斜が分かりにくい。「大元の傾斜をきっちり分からないと、グリーン面だけの傾斜では読み切れないところがあると思います」と指摘した。
また、グリーンの速さもスティンプメーター11フィートと設定している。「天気もよさそうですので、そのスピードで2日間行けると思います」といい、適度なアンジュレーションも拍車をかける。「芝目があって、効くところと効かないところがあるので判断が難しい」という選手もいた。
次に平野TDが挙げたのが、ラフ。長くはないが「グリーンを固くするので、ラフに入れたらコントロールが難しい。止まるか、止まらないかが分からない。ラフに入れたらスコアは出ないと思う」と話した。
また、全体の距離は6607ヤードと短いが「飛ばし屋が有利ではない。ショットメーカーじゃないと勝てないと思う」と平野TD。標高がある(約600メートル)ので、ボールが飛ぶということも忘れてはならないという。「北風ならいいが、南風になったら上昇気流になる」ので、さらに注意が必要だ。
昨年優勝の真板は通算9アンダー。「今回も2日間8アンダーをベースに、1つ2つよくなるという感じに思っています」と優勝争いのラインを予想した。