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シニアツアー

【アルファクラブCUP・FR】最近では一番のゴルフ。優勝を逃すも久しぶりの上位にひと安心の崎山

2017年09月24日

崎山武志(54)はさばさばした表情をみせた。スタート前の思惑通り、前半から飛ばし、6番までに4バーディーを奪って通算10アンダーとし、序盤伸び悩む室田をいったんは逆転して首位に立った。

悔やんだのはバーディー合戦になったインの13番パー5。「セカンドで左足下がりだったんで(治療中に)腰を気にして、ハーフトップして手前で止まった。そこから寄らなくて。あそこを4(バーディー)にしていたらおもしろかった」と、通算12アンダーで止まった場面を振り返った。

室田を慌てさせるところまではいったが、その強さに押し切られた。「室田さんは、口ばっかり。ハーフターンするときは『今日は後輩に譲るよ』とかいっていたのに」と笑った。「マークセンがいない時は室田さん、という方程式にはしたくないですね」と、闘争心も出てきた。

今年は腰痛で棄権などもあり、成績が上がっていなかった。大会前は賞金ランク28位と低迷していたが、地元栃木県の大会で孫娘はじめ家族の応援もあって、これで18位に浮上した。何よりも「ここ3カ月、合わせるだけだったけど、クラブを振れればやれるという手ごたえをつかめた。残り試合、こういう形で上位に行くのが一番の薬になる」と、腰痛治療が順調に行っているのも大きな自信になった。