杉山直也(50)がシニアデビュー戦で6アンダー66をマークし、首位に3打差3位と、シニア人生を好発進した。「一昨日、50歳になって、シニアになりたてホヤホヤなんです。周りがみんな先輩ですし、フレッシュな気持ちです」という。
インスタートで「こんなにギャラリーがいる中で打つのは久しぶりだったんでドキドキしました」と振り返る。13番パー5でOKバーディーを奪って落ち着いた。1アンダーで折り返したアウトに入って爆発。最終9番で3メートルを決めるなど5バーディーを奪った。
「朝、スタート前に嫁から『66か80のどっちかにして。中途半端は嫌』と言われたんです。なんで66だったかは分からないけど、80にならなくてよかった」と笑う。途中から66を意識したという。
現在、岐阜・メナードCC西濃Cの支配人を務めている。「なかなか練習できませんが、たまにやるときは身になるようにしています。きちっとゴルフができるように、足腰のためにカートに乗らず歩いて回るようにしている」と、シニア入りへ気をつけてきた。
「周りは私がレギュラーに入ったころ(1992年)のスーパースターばかり。楽しそうにみんなやっている。明日は今日のようにはいかないでしょうが、80は打たないようにやります」。シニアデビュー戦優勝だって夢ではない。